腱反射とは?
腱反射(けんはんしゃ)とは、腱を軽くたたいたときに筋肉が無意識に収縮する反応のことです。たとえば、膝のお皿の下(膝蓋腱)を叩くと、足がピョンと跳ねる「膝蓋腱反射」が有名です。
これは脊髄反射の一種で、身体が素早く反応するための神経回路です。感覚神経 → 脊髄 → 運動神経 という非常に短いルートで反応します。
陸上競技との関係
陸上競技、とくに短距離走、跳躍種目、ハードルなどでは、爆発的な瞬発力と、素早い神経伝達が求められます。
腱反射が関係するポイント
- 素早い筋収縮:腱反射が鋭い選手は、筋肉の反応速度が速く、スタートやジャンプのタイミングが正確になります。
- 運動神経系の状態確認:トレーナーが腱反射をチェックすることで、疲労や神経系の状態を把握することもあります。
- トレーニング効果の指標:神経系のトレーニング(プライオメトリクスなど)により、反射速度が向上する場合があります。
つまり、腱反射は陸上競技のパフォーマンスに間接的に影響する重要な神経生理学的要素といえます。
◆ 腱反射を活かすプライオメトリクストレーニング
1. バウンディング(Bounding)
- 内容:大きく跳ねるように走る(片足ずつ交互に)
- 狙い:接地から跳ね返る反射動作を強化
- ポイント:膝を高く、力強く前に押し出す
2. スプリットジャンプ(Split Jumps)
- 内容:ランジ姿勢からジャンプして空中で脚を入れ替える
- 狙い:瞬発的な力発揮と反射応答
- 回数:左右交互に10~15回を2~3セット
3. ボックスジャンプ(Box Jumps)
- 内容:高い台に両足でジャンプして乗る
- 狙い:爆発的なパワーと地面反力の向上
- ポイント:膝を使いすぎず、足首~ふくらはぎを活かす
4. デプスジャンプ(Depth Jumps)
- 内容:30~50cmの台から飛び降りて、すぐに高くジャンプ
- 狙い:SSCの最大活用、反射の鋭さ強化
- 注意:初心者は無理しない、膝やアキレス腱に負荷が強い
5. アンクルホップ(Ankle Hops)
- 内容:膝をあまり曲げずに、つま先と足首でピョンピョン跳ねる
- 狙い:アキレス腱やふくらはぎの反射的な弾力を育てる
- 回数:20~30回×2~3セット
◆ 練習のコツ
- 週2~3回でOK(やりすぎは逆効果)
- 疲れてる日はやらない(反射系はフレッシュな状態で)
- スプリントや競技動作と組み合わせて行うと効果倍増!

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