ミニハードルを使う理由
1. ピッチ(回転数)を上げるため
ミニハードルは間隔が狭く設定されているので、自然と速いテンポで脚を動かすことになる。
これにより「足の回転スピード(ピッチ)」が向上。
ピッチが上がれば、タイムの短縮につながる。
2. 正しいフォームを身につけられる
ミニハードルを飛び越える動作は、体が上下にブレにくくなる。
結果、重心を安定させたまま前に進む走りが身につく。
腕振りと足運びの連動も自然に身につく。
3. 接地時間を短くする練習になる
- ミニハードルでは、「素早く地面を蹴る→すぐ次のステップへ」という動きを繰り返す。
- これが本番の走りでも地面との接地時間を減らす意識づけになる。
- 短い接地=速いスピード、だからこれはかなり大事。
4. 膝の引き上げ(ハイニー)動作が自然にできる
- ミニハードルの高さがあることで、脚を「高く速く」上げる意識がつく。
- ハムストリングと腸腰筋がより使われて、効率的な動きになる。
5. 脚の切り返しを速くする訓練になる
- 接地後、すぐに脚を回収して次のステップに移るので、切り返し(リカバリー)動作が強化される。
- これが加速やスプリント能力の向上に直結。
よくあるミニハードル練習メニュー
メニュー名 | 内容 | 目的 |
ミニハードルドリル(高ピッチ) | ハードル間30~50cmで8台ほど設置 → 素早い足さばきで駆け抜ける | ピッチアップ、接地感覚 |
ハイニー through ミニハードル | 1歩ごとに膝を高く上げて進む(テンポを一定に) | 膝の引き上げ強化 |
スキップ through ミニハードル | 軽くスキップしながら通過(高い動き意識) | リズム・体幹安定 |
2ステップ走 | 1台ごとに2歩入れて通過 → スピード感維持 | 歩幅とテンポ調整力 |
こんな人におすすめ!
- スプリンター(100m~400m)
- 中距離選手(800m・1500m)でスピード強化したい人
- フォームが安定しない人
- 脚の回転が遅い・重いと感じる人
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