短距離選手が長い距離を走る意味・理由
1. スピード持久力(スピードを保ち続ける力)をつけるため
- 100m・200mでも、速く走り続ける力が必要。
- 特に後半、フォームが崩れてスピードが落ちるのを防ぐには、心肺と筋持久力がいる。
- たとえば「150m~300m」くらいを走ると、脚が重い中でも速く走る練習になる!
2. 乳酸耐性を高める(ラストの粘り)
- 長めのダッシュ(200m以上)では、乳酸がたまり始めて脚が動かなくなる感覚がくるよね?
- でも、そこでしっかり走る練習をすると、疲れたときでもフォームを維持する力がつく。
📌 実際、世界のトップスプリンターもオフ期や週1で300m~500mを走ってる選手が多いよ!
3. 基礎体力・心肺機能の強化
- 特に冬季練習(オフシーズン)では、持久力やベースとなる体力作りが超重要。
- 長めの距離を走ることで、練習全体の質が落ちにくくなる土台ができる。
4. フォームの確認&効率的な動きの習得
- 長めの距離では「ムダのない動きじゃないと最後まで持たない」=自然と効率的なフォームになる。
- リズム・リラックス・無駄な力を抜く練習にもなるよ!
具体的な「長い距離」練習メニュー(短距離選手向け)
種類 | 距離 | 目的 |
150m~200m×3~5本(全力~8割) | 速さを保ちつつ走る持久力 | ラストの粘り強化、スピード持久力 |
300m×2~3本(インターバルあり) | 乳酸耐性&心肺機能アップ | 力を抜いた効率的な走りの習得 |
400mジョグ+ウィンドスプリント(100m×3本) | 練習前のアップ、リズム感強化 | 長く走る感覚とスピードの切り替え |
800mジョグ(週1回) | 基礎持久力の底上げ | 体力ベースの強化、故障予防 |
練習のタイミング(いつやるべき?)
- 💡 オフシーズン(冬)やベース期 → 長め多めOK(週2回程度)
- 💡 試合期(シーズン中) → 月1~2回+軽め(200m中心)
- 💡 試合直前・当日には避ける! → 疲労が残るので×
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