短距離選手が坂ダッシュをする理由
1. 加速力を高める
- 坂を登るときは自然と前傾姿勢になるよね?
- これが実は**スタート直後の加速局面(0~30m)**と同じフォームになる。
- 坂を全力で登ることで、加速時の理想的な姿勢と脚の使い方を体で覚えられる!
📌 ポイント:腕をしっかり振って、地面を「押す」感覚が大事。
2. 地面を強く蹴る力(推進力)がつく
- 坂では平地よりも強く地面を押さないと前に進めない。
- だから、自然と爆発的な脚力=スプリントに必要な筋力が鍛えられる。
- これがスタート~加速~トップスピードにつながっていく!
📌 特に鍛えられる筋肉:ハムストリング、大臀筋、ふくらはぎ、体幹
3. フォーム改善につながる
- 坂だと変なフォームでは登れないから、体が自然と正しい動きを選ぶようになる。
- 特に、前傾・膝の引き上げ・腕の振り方が良くなる。
- 上り坂は「ミスをごまかせない」から、効率的な走りを習得しやすいんだ。
4. 足の回転(ピッチ)が上がる
- 坂を走ると歩幅(ストライド)が小さくなる分、足を速く動かさないと進まない。
- これにより、ピッチ=足の回転数が自然に上がる。
📌 平地に戻ったときに「体が軽く感じる!」ってなるのは、坂でピッチを鍛えた効果だよ。
5. 心肺機能やスタミナも強化できる(おまけだけど重要)
- 坂は負荷が高いから、短時間でも心肺に効く。
- これで繰り返しのダッシュや試合中のラストスパートも耐えられる体になる。
坂ダッシュのやり方(短距離選手向け)
種類 | 内容 | ポイント |
30m全力坂ダッシュ ×5~8本 | スタート局面を想定した加速練習 | 前 |
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